【リミテッド考察】フォーゴトン・レルム探訪の除去について 後編 アンコモン・レアと総括

MTGA
ミーティア・スウォーム

前回に引き続きアンコモンですが、枚数が少ないのでレアも一応見ていきます。バウンス、コンバットトリックはここに含めません。

アンコモン除去

まずは白の1マナ”ポータブル・ホール”。細かい生物をガンガンつかう環境と予想しているのでこのカードは非常に優秀な除去だと思います。一応2マナ以下のパーマネントを対象にできるので装備品を取り除いたりかなり使いやすい除去にだと思います。

ポータブル・ホール

白2枚目は”神聖なる一撃”。色対抗の2マナインスタントでフェイズアウトか黒なら追放。ちょっと当たりはずれの差が大きすぎるのでサイドかな。色が合ってれば最強なんだけども・・・

神聖なる一撃

次は青の”レイ・オヴ・フロスト”。2マナの瞬速持ちエンチャントで色対抗カードではあるものの他の色にも普通に効くので優秀な除去ですね。赤以外には1回は攻撃されるのは愛嬌ってところか。

レイ・オヴ・フロスト

黒に入りまして”ブラック・ドラゴン”。クリーチャーですが場に出たときで即効性があるので除去とみてます。7マナ4/4飛行と重いですが2:1交換取れるカードがほとんどないのでデッキに入れる価値は十分にあります。宝物もある環境なので案外早く出せるかも?

ブラック・ドラゴン

引き続き黒の”パワー・ワード・キル”。2マナインスタントで大体の種族が倒せるので最高クラスの除去です。天使はコモンの3/3飛行、白白白のアーティファクトから出てくるトークンの2種、デーモン、悪魔はレアに1枚ずつ、ドラゴンはたくさんいますね。本当にヤバい生物は殺せないので注意したいけれども初手取りクラスだと思います。 

パワー・ワード・キル

黒の3枚目は1マナの色対抗の”レイ・オヴ・エンフィーブルメント”、-4/-1か白なら-4/-4。人気がありそうな白に抜群なのとコンバットトリックとしても使いやすいところからメインに入れるか悩むところです。サイドカードとしては特級品なのでかなり良カード。

レイ・オヴ・エンフィーブルメント

赤に入りまして”バーニング・ハンズ”。緑特効の2マナ2点インスタント。これは色対抗ですがメインに全然入りますね。6点ならば6マナ圏まで除去できるので使いやすくていいカードです。

バーニング・ハンズ

続いて3マナソーサリーの”マジック・ミサイル”。貴重な2:1交換ができるかもしれない安定除去。本体にも割り振ることが可能なところが偉いですね。評価高いです。

マジック・ミサイル

次は緑の”武器を選択せよ”。2択のスペルで飛行に5点。地上はコンバットトリックで対応できて飛行は落とせるので使いやすい印象。結構好きかも。

武器を選択せよ

緑の2枚目は”ハンターズ・マーク”。色対抗カードで+1+1と格闘の4マナインスタント。青生物相手だと1マナの強スペル。そうでなければ4マナインスタントの良スペル。ちょっと重いけれどもメインに入れて良いレベルかと思います。

ハンターズ・マーク

アンコモンは10枚の紹介となりました。特徴をみると

  • 色対抗スペルが半分
  • 比較的軽量かつインスタントが多い
  • 全体除去がない
  • 1:1交換がほとんどでアドが稼げない

軽量で使いやすいカードが多いのでダブルアクションしやすく攻めや場を構築していくのに向いている印象でした。

レア除去

あまりレアの除去は気にしなくてもいいんだけど全体除去があるかどうかだけは把握していたほうがいいです。

それではまず青の”マインド・フレイヤー”。”誘惑蒔き”と戦ったことのある人はこのカードの強さは分かりやすいんじゃないかな。タフネス3あるので”誘惑蒔き”より生存率が高そうです。

マインド・フレイヤー

続いて黒の4マナ4/3の”ゼラチナス・キューブ”。場に出たときにクリーチャーを追放して場を離れたら戻ってくるんだけどマナを払えば消化という形で除去になると。わかりやすく強いので初手クラスです。

ゼラチナス・キューブ

ここで環境唯一の全体除去”スフィアー・オヴ・アナイアレイション”です。1ターン遅れての除去になりますが、そこは自分から先に展開できるメリットにもなるので良し悪しはあります。相手の展開を引き付けすぎると除去よりも先に自分が死ぬかもしれませんが多分強い。きっと強い。

スフィアー・オヴ・アナイアレイション

続いて赤赤赤Xマナと豪快な”ミーティア・スウォーム”。これは1:3交換くらいするので全体除去よりも強そう。かなりのボム。注意してもこれは防ぎようがないから撃たれたらあきらめよう。

ミーティア・スウォーム

除去として挙げてもいいのか分かりませんが”タラスク”。9マナ10/10の速攻で攻撃時格闘。出たターンに格闘するので除去として一応挙げました。こういうカードは使えればすごく強い。で、どうやって使うか考えると宝物が一番しっくりくると思います。例えば土地6枚、宝物3つ出てるといった場面ならば十分にあり得るので一応奥の手としてドラフトで回ってきたら考えたい。

タラスク

全体除去付きの生物”不死のプリンス、オルクス”。マナさえ払えば全体に-X/-XとXライフを消費。本体サイズも超優秀なのでトップレアでいいかと思います。

不死のプリンス、オルクス

前編コモン編

総括

ここまでコモン、アンコモン、レアと考察してきて見えたものは

  • 全体除去が1枚 2枚 
  • 1:2以上取れる除去が少ない
  • 2点~の除去が多い
  • 確殺は割とあるがエンチャント、ソーサリーが多い

これらの除去を見て、生物の評価がようやくできるようになりました。

  • 2マナ3/1はガンガン使っても良さそう。他の環境だと-1/-1に+αでアドを稼がれやすいため強いけどリスクのあるカードの場合が多かったですが、そういったカードが無いためこの環境では入れるだけ入れても良いレベル
  • 緑の3マナ4/2はソーサリーの2点じゃ死なないのでそこそこやりそう。
  • 全体除去や複数除去が少なく、単体除去が優秀なため軽量生物をガンガン並べていくと攻めやすい

といったところイメージですね。実際環境が始まったら確認ですね。

番外編

単純に分かりやすい除去を紹介しましたが、生贄エンジンとコントロールを奪う手段があったのでパクリファイス戦術も紹介します。

赤の3マナソーサリーの”忠誠の代価”と黒の2マナ2/1”墓所のグール”がコモンにありますので疑似確定除去として活躍があると思います。

忠誠の代価
墓所のグール

あとは赤の5マナ4/4”虎飼い族の狩人”ですね。これはパクリファイス戦術の砲台として最高峰ですね。”忠誠の代価”が1:2交換になり最も強い生物を2体除去できるというゲームエンドクラスなので注目アンコです。

虎飼い族の狩人

以上除去の考察でした。リリースまでに色々考察していきたいですね~。

前編コモン編

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